
すぐに触れられるほどの狭い空間に置かれていた。
一瞬を描く達人であるベルニーニの最高傑作のひとつだと思う。
しかし、オスティアのバッコスとアリアドネの館の床モザイクで、天使に囲まれた豊かな顔のメドゥーサを見たり、石棺ではガーランドで飾られ、髪も蛇ではないメドゥーサを見たりして、考えが変わった。
コリントスでは大地の女神だったし、墓堀人の事務所にゴルゴンが飾られていることから、死とは関係があったが、むしろ死者を守る(それも平和のうちに)方だったと、思う。
そうでなければ、棺に掘られるわけがない。
どちらにしろ伝承の架空の話なのだが、ゴルゴン姉妹は根本的に悪人ではなく、特にメドゥーサは知性を代表する美しい女性で、殺すように命じたミネルヴァのほうが愚かだった、と思う。

せっかくのベルニーニの作品だが、私はこれを見るとかわいそうになる。
メドゥーサも私が理解しているから、訴えるように見ている。
なんてことある訳ないが・・
他のすてきな彫刻も見よう。
[踊るマエナード] デュオニソスの祭りで踊リ狂う女たちだ。

ヘレニズムの流れるような衣が美しいギリシャの浮き彫りのローマン・コピーだ。
こちらは[カリアティッドのHERM]と呼ばれるもの

アルカイック・スマイルがはっきりと見てとれるローマン・コピー。
私はHERMというとどうしても髭を生やしたヘルメスの頭が付いた道標が頭に浮かぶ。HERMには中央に男性生殖器がついているし、女性でHERMはないだろう、と思う。
脚の部分が角ばって先細りになっているからHERMとつけたらしいが、ヴィラ・ジュリアのカリアティッドも先細りだったけど。
さて、次にすてきなもの、それは犬が四隅に付いた台。

庭園に使われていたらしい。ぜひ、コピーして使いたいものだ。
当時の犬はこの種類が多い。

ミニ・ダックスのメイちゃんに鼻と耳が似ている。
メイちゃんもいつもこうやって私を見上げる。
脚の長さと太さが違うが・・
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