2008年02月05日

陶器の階段の街、カルタジローネ

2006年3月28日 シラクーサを後にしてカルタジローネに向かった。カルタジローネはちょうどアグリジェントに行く間にある。

ホテルは、ヴィラ・サン・マウロといって、カルタジローネの手前にあるきれいなホテルだった。あまり期待しないで部屋に入ったら、窓の外に素敵な田園風景が広がっていた。

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右側の丘がカルタジローネの街である。

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街全体が夕陽に輝いていた。

カルタジローネは後期バロック建築の街として世界遺産になったヴァル・ディ・ノートのひとつである。

後期バロックの建築はローマにでもどこでもあるけれど、カルタジローネやラクーサの街全体がこの建築様式なのには訳がある。それは1693年の2回の大地震でほぼ壊滅したからで、それからメインとなる教会などを建築していったので統一されたという訳。

街としてはラクーサのほうが面白いらしいが、カルタジローネは陶器やテラコッタの生産の街で、陶器でできた階段が有名なのである。

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しかし、陶器といっても土産物屋があるわけではなく、人々はなぜ日本人団体が現れるのか理解できないようで愛想もない。みんな生活に忙しい。

この階段は学校への送り迎えコースのようだ。お兄ちゃんの手を引いたお母さんが振り返って、妹の手を引くおばあちゃんを待っている。

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この143段を登ると教会とかもあるし、眺めも良いだろうが、階段は登れば降りなくてはならない。だから、やめた。

階段の下のバールでカッフェ・マキアートを頼んでゆっくりしていると、団体の方々が戻ってきて、次々にトイレを借りて行った。挨拶もせず、ひとりが小銭をカウンターに置いただけだった。バリスタは軽蔑の視線で見ているし、居心地が悪くなる瞬間である。

陶器でできたクーポラ。

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ここの陶器の色は薄い水色がきれいだ。陶器はイスラム文化の名残だけれど、パレルモのクーポラのようにそれをもろに感じる色合いではない。


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2008年02月04日

シラクーザの古代ローマ円形闘技場

2006年3月27日 ギリシャ劇場は☆が3つで、こちらは2つだけれど、緑に囲まれた円形闘技場は趣がある。

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シンプルだが、入場の門や通路も残っていて、夢の跡、という感じがする。

草原の中に外側の壁や階段の一部が残っている。

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そして、さらに遠くにも発掘された大きな石がある。この広がりと共に、古代にここで何があったのだろう、と、想像が広がる。

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今日もまた、遺跡を楽しめたなあ、と感謝。
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シラクーザのギリシャ劇場

2006年3月27日 シラクーザのギリシャ劇場は平ったい石がゴロゴロしていて、上品なタオルミーナのギリシャ劇場とは趣が違うけれど、私はとても好きな場所です。

団体はまず石切り場に行くので、石切り場や洞窟に興味がない私はみなさんとお別れしてさっさとこちらに。

こんもりとした緑の木々をバックに。

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あら、唯一のフォトジェニックな古い建物の右に、例の奇跡の記念会堂が見えてしまうわ。ちょっと左に寄って見えなくしよう。

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ハイシーズンにはこの座席に人々がわんさといるのだろうな、それに、物凄く暑いだろうな。3月に来て良かった。

3月でも太陽は強烈で、石切り場前のベンチに座るとひやっとして気持が良かった。

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オルティージャ島の旧市街@シラクーザ

2006年3月27日 10年前に来たときの旧市街の印象はとても悪かった。誰も住んでいない古い建物が多く、だだっぴろい埠頭のパーキングから街中のレストランに歩いていく間、不安だったのを思い出す。

今回は晴れていたせいか、島の西側のきれいなプロムナードを歩いたせいか、日曜日で家族連れが多かったせいか、平和な気分でいられた。

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向こうに三角形の建物が見えるが、何かの奇跡を記念して建てられた物だ。ここからならまだ良いが、ギリシャ劇場の背景にも見えてしまうので興ざめである。

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プロムナードを南に行くと、[アウトゥーザの泉]という観光スポットがある。泉らしいけれど、忍野八海的などうでもよい泉。お土産物屋、ジェラート屋が固まっている。でも、ジェラートを食べながら海を見ていると、それだけで、ま、日曜日らしくていいな、と思えてくる。

古い建物は確かに味はある。

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今回の太陽がいっぱいの旧市街はあっけらかんとしていて、10年前の雨の日のおどろおどろした印象のほうがインパクトが強かったなと思った。贅沢なことである。
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ミモザというカクテル@タオルミーナ

2006年3月 グランド・ホテル・ティメオの2泊目はホテル内のレストランでの夕食。2時間のハードなウォーキングで疲れた脚をお風呂で癒し、きれいなブラウスに着替えて、まずはバーへ。

私は飲めないのだけれど、こういうバーには必ず行って、必ず、シャンパンを一口飲む。ふだん酒にはお金を使わないので豪華に。今回はミモザというカクテルがあったのでそれにした。

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カクテルもおいしいけれど、この繊細なおつまみに大感激。中央の白い中華スプーンみたいのに入っているのは大好物オリーブのパテです。

ここで楽しんで正解だったのは、夕食が前菜はミネストローネでメインは記憶にないほどの軽い豚肉料理だったことでした。昼間のペッパーステーキを残さず食べれば良かったなあ、と後悔したほど。

ま、そういう飽食で、この旅行から帰ったときは上沼恵美子みたいなまん丸な顔になってました。
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イゾラ・ベッラ@タオルミーナ

2006年3月 食べ過ぎるほど食べたので、長いウォーキングでカロリーを消費することにした。坂を上ってウンベルト通りに出て、再び西へ向かう。お目当ては、懐かしいサン・ドメニコ・パレスだが、ウンベルト通りからは木々の植わった広い駐車場の向こうに小さな入り口が見えるだけである。

ホテルの空中からの写真を見ると通りからは何にも見えないことが解る。

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庭だけでも見えるかなあ、と思って、左側の道を下りてきたが、生垣の向こうから水遣りの音と小鳥のさえずりが聞こえるだけだった。宿泊客だけが楽しめる花園。

残念だけれど、青い海を望む散歩道は広大な自然の庭、今日はこれを楽しもう。目指すはこの写真に小さく見えるイゾラ・ベッラ。

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突き出ている岬がカーポ・タオルミーナ。ここにあるホテルのレストランがちょうどこちらから見える崖の途中にある。[グラン・ブルー]でジャン・レノが「エンゾ!」と友人の名を呼んで入ってきたところ。いっしょにスパゲッティ食べて、お母さんに何で家で食べないのかと叱られるんでした。

ここはウンベルト通りと違って車の走れる生活通り。海を臨む小さなホテルがたくさんあってガーデニングもきれい。最高の散歩道だった。ポチッと赤いサボテンの実。

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中央の山の上のギリシャ劇場のレンガ色の壁の下に、泊まっているホテル、ティメオが見えそうなので、望遠で見てみた。

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見える、見える。細長い白い建物。ここはまだ先ほどのレストランの下あたり。今日はすでに2キロは歩いているけれど、目的地はまだまだ先です。

市民公園を抜け、下から上がってくるピランデッロ通りに出るころにはちょっと疲れてきた。ベルべデーレがあったので、一休み。

お〜〜〜、イゾラ・ベッラが見える!

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でも、ここから車専用道路みたいなピランデッロ通りをくねくねと下まで降りるのはいやだなあと思ったら、ベルべデーレの横に階段があるではないか。きっとここを行けばイゾラ・ベッラに出られる#63904;

階段を下り始めると、意外に辛いことが解ってきた。でも、上がるのはもっと嫌なので、下るしかない。でも、イゾラ・ベッラがだんだんに大きくなってくるのを見ることのできるのはここを下る人だけだ。誰も歩いていないから、私たちだけなのよ! 

こんなに素晴らしい写真を撮れるのは私たちだけなのよ!

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イゾラ・ベッラの上にあるおうちの屋根も見える。

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でも、でも、道は下に下りず、イゾラ・ベッラを通りすぎていく。ここから、街の裏側を通る地元ロードに。買い物袋をさげたおばあさんが階段を登ってくる。毎日こんな階段を登っているなんて尊敬する。

この道は結局、マッツァーノの町の外れで国道に下りた。イゾラ・ベッラはさらに階段を下りて砂浜を行ったところにある。階段は下ったら上らなくてはならない。私はくじけてMちゃんだけで行ってもらい、カフェに残った。

そのとき、我が団体のみなさんが添乗員さんと共にマッツァーノのほうから現れた。なんと、ロープウェイが止まっていて(このシーズンは止まるのに添乗員さんは知らなかった)タクシーで来たのだそうだ。タクシーは駐車場で待っているそうだ。

このときほど、我が同胞をありがたいと思ったことはなかった。帰りはそのタクシーに同乗させてもらったが、医者夫妻は費用の半額を要求した。帰りだけなのになあ。美女2人なのになあ。ウチの夫だったら、きっとお金なんて取らなかったと思った。
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2008年02月03日

鰯のパスタ@タオルミーナ

2006年3月 アマルフィ以来の自由な一日、昼食はシーフードのおいしいレストランを調べて、[タオルミーナ]に行った。ウンベルト通りの中央にある4月5日広場から下る坂の途中にある。

アンティパストは私はトルテッリ。

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トルテッリは日本ではなかなかおいしいのがないので。

Mちゃんの選んだのがシチリア名物、鰯のフュジッリ。

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細かい緑色はフェンネル。残念なことに松の実がはいっていなかった。

セコンドはシーフードを目指して来たのに、二人ともメニューを見たら気が変わって肉を注文してしまった。

私はフィレ肉のペッパーソース。

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Mちゃんは牛肉とポルチーニの煮込み。

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ポテトとほうれん草のコントルノの量も半端じゃなく、少しづつ残してしまったのはとても残念だった。

このあと、飽食の罰として、長い長いウォーキングにでかけた。歩いてイゾラ・ベッラまで! 続く。

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2008年02月01日

タオルミーナの街

2006年3月 タオルミーナは美しい街だ。オレンジの街路樹、レモンの鉢植え、南国の美しさ。

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車の向こう、左隅に水着の女性のポスターが見える。ナポリではこういう大股開きや殆ど裸の下着の写真がでかでかと街中にあった。下着の広告でなくても下着のモデルを使うのだ。ポルノ雑誌は中学生の息子宛にも無料試読で送られてくるのよ、と友だちが諦め顔で言っていたっけ。

もちろん、タオルミーナの街中にはそういう看板はない。中央を東から西に抜けるウンベルト通り沿いには洒落たお店が並んでいる。天邪鬼の私でも買いたいものが幾つでもみつかってしまう。今回は手編みのカシミアのカーディガンと手刺繍のポプリ入れを買った。

見るものは殆どない。古いコルヴァヤ館の中も人形や馬車が飾ってあって観光施設だったし。しかし、見逃したものがあった。それはサン・カテリーナ教会。

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コルヴァヤ館の左隣にある小さな17世紀の教会。先回も今回もツアーでは見なかったらしいが、実はこの教会の下にはオデオン(小さなギリシャ劇場)があって、裏の庭から見られるという。次に来ることがあったら、見てみたいと思う。

ウンベルト通りの端の門をくぐると広場があり、ここにタオルミーナのシンボル[女ケンタウロス像]を載せた噴水がある。ゴシック様式のカテドラルをバックに撮ると、顔が見えない。かわりにケンタウロスらしい馬の尻尾が見える。

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緑色は蛍光色のペンキのいたずら。こういうものはすぐ始末しなくちゃだめね。

反対側に廻ってみると、かわいいけれど平凡である。

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横から全体を見たところ。鳩胸出尻、ぽこんと出たお腹に親近感を感じる。

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何かを指しているみたい。もっと近寄ってみようか。

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[女ケンタウロス]は洗濯物なんて干すな! と注意しているようだ。

このあと、広場からちょっと降りたところにあるレストラン、[タオルミーナ]に行った。

posted by iconologist at 15:38| Comment(0) | '06 シチリア  | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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