2010年03月19日

3 消防士の宿舎@オスティア・アンティーカ遺跡

2008年10月13日 Caserma di Vigili消防士の宿舎はネプチューンの浴場の裏手にある。
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古代都市では警察はなくても消防はあった。犯罪より火事のほうが大問題だった。

40-50 ADの古いモザイクが残っているのがVia dei Vigil消防士の小路だ。Viaというと道だが、道にモザイクを施すはずはない。以前は浴場の床だったところに左側の石畳の小路が作られたのである。

右側の家もモザイクの床の上に建ったようだ。こういう、時代ごとの丁寧な発掘に頭が下がる。

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幾何学模様と交互に描かれているのは盾。戦闘用のものかもしれないが、火消しのときに使う道具だろうか。

中央に4匹のドルフィンが描かれている。他の部分は損傷していて見づらいが、人間の顔である。

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モザイクに描かれているものには何らかの意味がある。頭に羽根の付いた男性は風を表す。帆船に必要なものだ。

ワニを伴った男性はエジプトを表し、アフリカを表す女性の顔、オリーヴの冠を付けたスペインのシンボル。

下の写真のイルカの左上は人の顔ではなくて3本の脚だが、これはシチリアを象徴する3つの岬。

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エジプト、アフリカ、スペイン、シチリアの4つが描かれている理由は、貿易の相手国だからである。当時、少し北にこれらの国と交易する港が建設中だった。

中庭には皇帝信仰の台座がある。

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書いてある言葉はほとんど読めないが、一番左がどうにか読める。

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MAURELIOはMはMarcoの略、AURELIOはアウレリウス皇帝(121-180) CAESARIはセカンドネーム。Caesari Marco Aureio。

5つの台にはそれぞれ皇帝の名が称えられているが、そのうち2つはここを建造したアウレリウス皇帝のもの。

従って、その前に描かれた生贄の雄牛を殺す場面のモザイクも、小路に残っているモザイクより100年以上後のものだ。

左から、

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下の写真では左側に祭壇が見える。男がここに捧げ物を置くように支持しているみたいだ。

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かなり保存状態が良く、間近で見れて良かった。

★消防士の宿舎はさらに奥に続く。次回(2011年3月予定)にゆっくりと見る予定。

続く

2 御者組合の浴場などの施設

2012年3月に写真を撮る予定。

2010年03月18日

1 石畳の広い道、デクマヌス大通り@オスティア・アンティーカ遺跡

2008年10月13日 オスティア・アンティーカ遺跡に入るとすぐ左には糸杉に囲まれた一角がある。糸杉は墓に植えられる。根が横に張らずにまっすぐ下に伸びるので墓を壊さない。

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このネクロポリスはまだローマ門の外である。

[ローマ門]から港の[海の門]まで約1キロの大通りは[デクマヌス]と呼ばれる。石畳の美しい広い大通りだ。

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右手にはまず、馬車を停める場所や、御者たちのための施設がある。たいへん機能的にできている。それから、アーケードやショップが並ぶ。

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ひとつひとつのショップの大きさがわかる。

掘り下げていない場所も多く残る。

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オスティア・アンティーカの遺跡とポンペイの遺跡の大きな違いがこの緑だ。最盛期には5万人の人口を擁した街はティベレ川の土砂に埋まって、その跡は緑の野原になったのだ。

中央に樹が生えるほど巾の広い大通り。

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中央部にメインとなる施設や寺院や劇場などがある。

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柱が残っている場所はほんの少し。それも復元されたものかもしれない。

中央部を過ぎると道はややカーブして、細くなる。

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どんどん、時間は過ぎていくが、この先まで行ってしまって大丈夫だろうか。ちょっと不安ながら[海の門]に向かう。

[海の門]といって別に門があるわけではない。西に傾き始めた太陽を背に今来た方向を見る。

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このあたりは荒れ果てていたのか、ほとんどがぺんぺん草の茂る野原で木々はほとんどない。立派な壁もないし、普通は、何にも無いと帰ってしまうところ。そこをしつこく歩き回ったおかげで、素晴らしいモザイクを見ることができた。

これから、大通りの両側や南北の道(カルド)の両側に並ぶ遺跡やモザイクをひとつひとつ記録していく。(続く)

2010年03月17日

中世の村落、ボルゴ・ディ・オスティア・アンティーカ

2008年10月13日 ボルゴ・ディ・オスティア・アンティーカは城塞の塀に囲まれた集落で、立派な教会やビショップの館もあり、中世からルネッサンス期にかけて繁栄した。

しかし、1557年の秋、大洪水がオスティアを襲い、ティベレ川が1,5キロも彼方に移動してしまうと、城塞はその役目を失った。

それと同時に土砂で埋まったボルゴは人が住む場所ではなくなり、家畜小屋として使われていた。

再び人が住むようになったのは19世紀末に本格的な復興が行われてからだ。だから、中世の村落といわれても、ぱっと目には家畜小屋の集まりのように見える。

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こぎれいな家だが、実は、ロドリーゴ・デ・ヴィヴァールというホテルの一室。この広場に面して何室かある。

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一番左は洗濯物干しが出ているので個人のお宅。

このホテルは一泊が私たちのB&Bの4倍くらいする。それでも中世の村に住めるんなら価値があるかなあ、とは思った。

でも、こうやって誰でも歩きまわれる場所なら、わざわざ泊まる必要はないわね。愚かな選択をしなくて良かった。

この右奥の小さな建物がルネッサンス建築のビショップの館。

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中のフレスコ画がよいらしいが、普通の家々の植栽のほうに惹かれてしまって・・

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ここは普通のお宅。前に見た写真ではなかった植木鉢が増えている。

裏の路地に入ると、これまたすてき、ブルンバーゴの青い花が溢れていた。

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レストランはこちら、

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出窓のクマちゃんのクッション。欲しい!

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そうそう、窓といえば、教会(写真撮り忘れ)の窓のカーテン。

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ロゴと精霊の鳩と光が織られた、うっとりするような布だった。

もう1時半、急いで古代遺跡に向かった。
(続く)



2010年03月16日

オスティア・アンティーカの城塞

2008年10月13日 城塞の横のBorgo di Ostia Anticaという古い町並みの残っているところにレストランがあるというのでやってきた。

この古い絵では城塞の右がわにあるのがヴィレッジ、Borgo di Ostia Antica。

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城塞の際を流れていたティベレ川は、とっくの昔に蛇行が変わって、土砂が堆積されて道路や街になっている。

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城塞建築の礎となった、いかにも中世らしい立派な城塞だ。

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門は閉まっていたので、レストランを探そうとしたら、集まっていた人たちがぞろぞろと門の中に入って行った。

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ちょうどガイド付きツアーが始まるところで、幸運なことだった。

弓矢や熱油を落とした穴。

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中には隊列が通っていたと想像される広く緩やかな階段があった。その高い天井にフレスコ画がよく残っていた。壁の絵はほとんどはがれ落ちている。

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壁の一番上にあった城塞の紋章がかろうじて残っている。

良く見るとどれも繊細なフレスコ画だ。

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ここから屋上テラスに出る。

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枯れたぺんぺん草も風情があって、

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新しい住人の羽色は高貴な紫。

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鍵穴のような穴から外が見える。タンポポはどこでもたくましい。

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かなり急がされたツアーだったが、ここでゆっくりしていては古代遺跡を見る時間が無くなってしまう。

この向こうに広がるのが古代遺跡。オスティア・アンティーカは昔は港として栄えたが、ティベレ川の蛇行が変わって、港はフィミチーノ(空港のあるところ)へ移ってしまった。

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人々は次第にオスティア・アンティーカの街を捨てて出て行き、荒廃したところに土砂が積もり、街は埋もれてしまった。

そして樹が茂ってこのように青々となったのだ。まずはこうやって上から見ることができたのも良かった。

オスティア・アンティーカのB&B

10月14日 オスティア・アンティーカの遺跡では門のすぐ近くのB&Bに泊まった。ロケーション的にどのホテルより近かったし、写真に庭が載っていたので。

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ざくろの木に赤い実がなっている。

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猫がお出迎え。

塀の向こうには隣の果樹園が広がり、むこうに城砦が見える。

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城砦の右がわが中世の町並みが残るボルゴ・ディ・オスティアで、紀元前の古いオスティアは左側だ。

塔の周りを蛇行していた河は後退していて道路などになっているから、このB&Bの敷地も川による堆積地なんだろう。オーナーはシチリアの人で15年前にこの土地を買ったという。

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B&Bというけれど、朝食は無い。翌日は最後の朝食なので、溜めてきた食料を庭のテーブルに広げた。

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お姉さんの湯沸かし器が大活躍。

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小さな部屋で、ほんとうに簡素だったけれど、専用の庭で朝食を楽しめて、ここでも幸せだった。


2010年03月13日

映画スターたちのドルチェ・ヴィータ@Grand Hotel Helio Cabalo

2008年10月13日 エリオ・カバーロのHPの写真に出ているプール。

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季節外れのリゾート・ホテル。プール・サイドの部屋ではスーツ姿のエグゼプティヴがセミナー中だった。

プールを見下ろす広いレストラン。

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朝食が少なかったのでめずらしくお昼を食べることにした。豪華なので不安だったけれど、メニューを見るととてもリーズナブル。

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きれいで、街中と違うホスピタリティが溢れている。

ニョッキとリゾット。

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これがおいしかったこと。

マリーノにこんなホテルがあるなんて、知らなかったが、調べてみると面白いことがわかった。

昔、フランク・シナトラやエリザベス・テイラー、など多くのアメリカの映画スターがここでDolce Vitaを楽しんだんだそうだ。パパラッチも押しかけていたそうだ。近年は映画スターではなくてサッカーの人気選手がきていたらしい。

食事の後、ホテルの敷地内を散歩していたら、もうひとつのプールを見つけた。シーズンオフで閉まっていたけれどスパやフィットネスセンターもある。

がらんとしているのが最高!

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高い松の木に囲まれて寝そべったら、どんな夢が見られるのかしら?

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白いチェアも良いけれど、この黒い椅子とテーブルのセットのシックなこと。

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うっとりしていると、お姉さんがいない。どこに行ったのかしら?

あ、メイン・プールの端のテーブルで、水彩画を描いています。

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お姉さんの絵心を刺激するのはいつも豪華ホテルの外に広がる風景。

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田園の中にちょこちょこ家が見える感じが好きなんですって。

この全体が大好きだけれど、でも、日本人だから2泊はしていられない。次の刺激を求めて、明日はオスティア・アンティーカへ。
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Grand Hotel Helio Cabala @ マリーノ その1 自然の中の客室

2008年10月13日  オールドタウンにあるカステル・ガンドルフォのホテルの部屋は小さかった。2泊の予定だったが他に移りたくなった。

そのとき、部屋にあったパンフレットで魅力的だったのがここ。Grand Hotel Helio Cabala  田園の中にあるグランドホテル、Helioというから太陽がいっぱいなんだろう。

値段は今のホテルより安いのでちょっと心配になって電話したらベッドルームが2つあるというので決めた。予約していたのでキャンセルには6割取られた(交渉の末でも)が、それでもこの選択は超賢かったのだ。

低い丘に小さな家々が点在していて、坂の一番上にチェックインする本館があった。そこから歩いて家々の間を下った。

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もちろん、オジサンが荷物は持ってくれて。 

家の脇にはバラが茂る。

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なぜ、こんな田園の中にイングリッシュ・ガーデンがあるのだろう。

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私たちの家の前の広々としたテラス。素敵な秋の一日。

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遠くの丘陵に、家並みが見渡せる。ここのテーブルでお茶していると、広がりが人間の細胞に与える力を感じた。

家に入ってみると、大きなリヴィングがあって、大きなベッドルームがあった。

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この部屋だけでも前のホテルの全面積より大きい。明るさは右側の大きな窓から刺す光。

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私はもう幸せで、幸せで、たまらなかった。

続く。

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2010年03月11日

モザイクで出来た商店の看板@カステル・ガンドルフォ

2008年10月12日  カステル・ガンドルフォで見つけた一番すてきなものはミクロ・モザイクでできた看板。短いメインストリートにはおそろいのゼラニウムの鉢とこのモザイクの看板が並んでいる。

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[芸術とワイン] ワインと一緒に売る芸術って何でしょうね。

こちらは[フラスケッテリア」 フラスケッティは地元の軽いワイン。

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[カステルロ]、城という名前のお菓子屋さん

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卵入りパスタ専門のお店、アンジェラ。細かい細工です。

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ここはローマ料理のレストラン、

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独創的な字は私には解読不可能。

これらを創っているのは同じメインストリートにアトリエを持つ女性たち。緊張して仕事していて写真を撮ることはできませんでした。

隣町のグロッタフェッラータのブティック・ホテルの内装にふんだんに使われていたミクロモザイク。 趣味の小物だけでなく、商業的に使えるものが今も作られていることに古代からの歴史を感じた。



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味わいのあるオールドタウンの壁@カステル・ガンドルフォ

2008年10月12日  カステル・ガンドルフォの街は噴火口の縁にあるので発展しようがないから、とても小さい。古い石造りの家々がびっしりと並んでいる。

ホテルのベランダから小路をはさんで黄色い壁に蔦が這い上がっている。こちら側のぶどうの蔓も下から上がってきている。

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黄色い壁には蔦が似合う。配管まで同じ色に塗ってあるからきれいなのよね。

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白い花が咲いていた。

こちらはメインストリートの壁にとりつけられたおそろいのゼラニウムの鉢。統一性があって立派だ。

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由緒ありげな泉。中央は蛇ではなくイルカのようだ。

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統一を嫌ってくだけたアレンジをした洗濯物。

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高いところに水をやる道具。ペットボトルをくっつけてある。

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おじさん、水遣りを終えたらドアの前に置いた。うーむ、いつも使うものは手近に置く性格か。日本人に似ている。

あら、色とりどりのピンチのかわいいこと。

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このお宅も箒とちりとりは玄関に出しっぱなしのよう。

法王の離宮のある街にしては庶民的過ぎるなあと思っていたら、すごいものを発見してしまった。

この洗濯ばさみの建物の角を曲がったところの壁に埋め込まれた碑。

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あら、ウルバヌス8世と書いてある。年号は1630年。

紋章には3匹の蜂が描かれている。これはバルベリーニ家の紋章だ。ということはウルバヌス8世はバルベリーニ家の出に違いない。

調べてみたら、ウルバヌス教皇は芸術に貢献し、ローマのバルベリーニ広場のトリトーネの噴水を作らさせたのだそうだ。

あれはベルニーニの作品だから、この離宮にベルニーニに噴水と教会を設計させたのもウルバヌス教皇だったわけだ。

壁からこういう面白さを感じられるなんて、シンボリズムの勉強をしてきて良かったと思う至福の時間。
posted by iconologist at 14:35| '08 カステッリ・ローマーニ地方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月10日

金色に輝く夜のカステル・ガンドルフォ

2008年10月12日  昼間、探しておいたレストランに向かっていく途中、夕焼けを見た。ローマの方向である。法皇さまも、離宮の西側の窓からこんな感じに夕焼けを見るのだろう。

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そして、夕食を終えて、

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暗い坂道を登って横の門から広場に入ったら、昼間とは全く違う美しい光に満ちていて、大感激した。

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くすんでいたベルニーニの噴水も真っ白く輝き、後ろの商店街の街灯がきれい。

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法王さまの離宮はというと、上品な明かりがあるだけで、街の光にはかなわない。

ライトアップされた聖トマッゾ教会の上に満月が輝いて、これ以上望むものはありません。

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ローマから近い観光地で、わざわざ泊まる人も少ないのか、夜はひっそりとしていて、それがたまらなく良かった。
posted by iconologist at 18:01| '08 カステッリ・ローマーニ地方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

法王の夏の離宮があるカステル・ガンドルフォの街

2008年10月12日 アルバーノ湖は古い噴火口に水が溜まった湖で、カステル・ガンドルフォはその縁にある細長い街だ。

法王が夏の離宮に選んだのは、湖の景色と、ローマの景色との両方が見られるロケーションだからだろう。

丘の下にある入り口。もちろん、入ることはできない。

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坂を登って行くと道は横門の中に入っていく。

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名門キージ家の星と山(俵ではなくて)の紋章。

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離宮の正面は簡素なもの。きっと中は贅沢なんだわ。

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当然、金を払えば入れるものだと思っていたが、ダメだった。しかたないから広場をゆっくりと見よう。

広場の敷石。ここにもキージ家の星の紋章がある。

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ベルニーニが設計したという噴水。

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中央は3人の羽の生えた女性のカリアティッド。おとなしいデザイン。

噴水の右後ろにある聖トッマーゾ教会もベルニーニのデザイン。

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これは朝の暗いときに撮ったのでちょっとおどろおどろしいけれど、光があると、こんな感じ。

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中はバロック建築にしては上品。

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中央の磔刑画を持ち上げる大天使たちの動きがなまめかしくて、ベルニーニらしい。ベルニーニかどうかは知らない。首が長いのでマニエリズム期に入っているかも。

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広場のまわりのみやげ物屋はつまらなかったし、ちょっと拍子抜けしてしまったカステル・ガンドルフォの離宮前でした・・。

が、夜には別世界のように美しかったの! (続く)


posted by iconologist at 17:00| '08 カステッリ・ローマーニ地方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

アルバーノ湖を堪能した一泊二日

2008年10月12日 アルバーノ湖を見晴らすには、やはり、法王の別荘と同じロケーションのホテルが良い、と街中のホテルを選んだ。

部屋に入るとすぐにバルコニーに出た。

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ここからはアルバーノ湖の全体が見える。

法王庁は左にあって眺める風景はほとんど同じだ。

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小さな折り畳みのテーブルがあったので、グロッタフェッラータのホテルからいただいたパンとジャムで素敵なランチ。

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こういう場所には真っ赤なゼラニウムがいちばん合っている。

それから街をぶらぶらして、ディナーに行くレストランを探した。ここは街の人が大勢来ているレストラン。

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素朴だけれど、今回の旅行ではここのアンティパスタがいちばん美味しかった。

ルッコラに載せた生ハムのおいしかったこと。

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それからホテルに戻ってすぐに就寝し、夜明け前に起きて湖の夜明けを見た。まだ家や街灯の光があるが、空が染まり始めている。

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この左側から朝日が差すのだろう。

と思ったが、明るさはだんだんに右側へ。

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そして、ついにダイヤモンド現象が!

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ちょうど真上に白い月が見えて、私の大好きな一枚。

お姉さんも起きてきて朝のお茶を入れた。

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青い湖は美しい。

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でも、ずっと見ていると飽きる。2泊する予定だったけれど部屋は極端に小さいし、次の場所に移ることにした。
posted by iconologist at 12:28| '08 カステッリ・ローマーニ地方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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