2008年10月28日

ヴィッラ・ジュリアの麗しきロッジャ

2008年10月07日 2日目ー2

ヴィッラ・ジュリア(Villa Giulia)はジュリアさんのヴィッラかと思っていたが、法王GIULIO3世が建てたもので、Villaが女性名詞なので、Giuliaも女性形となっているのだった。確かに女性的な雰囲気の全くないところではあった。

この館は法王ユリウス3世のレジャー施設として(ボート遊びとか)16世紀半ばに街の外れに建てられた。前にはトラムの線路が走っていて簡素な館は面白みがない。でも、これが18世紀のイギリスのジョージアン形式になったのだと思うと、なかなか良いなあと思う。

しかし、この内側が素晴らしいのだ。建築はヴィニョーリだが、ヴァザーリが総監督をしたという(一説ではミケランジェロも・・)。

庭の側から見た建物。半円形。中央の鉄扉の向こうがトラムの走る道路。

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もちろん、建物はきれいに修復されている。それにしても青空の美しい日だった。

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麗しきロッジャはこの下にある。

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白い列柱とオレンジ系のフレスコ画の対比。

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ドアの向こうは階段になっていて2階の美術館に続く。

このおしゃれな壁のデザインは当時のものなのだろうか?

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入り口を入ったところの天井で、誰もが見上げて写真を取る場所。

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回廊の天井はこのグリーンのトーン。植物の葉や枝が描かれている。庭との一体感。

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現在は芝生だが、当時はparterre形式の庭だった。パルテールというとフランス語で平土間だが、要するに平ったい庭。これが後にイギリスのノット・ガーデンになる。

この塀の向こうに素晴らしいものがある。バルトロメオ・アンマナーティ(Ammanati)の設計したニンフェウム。アンマナーティと聞いてすぐに「まあ、きっと素敵ね」と思う人はよほどの彫刻オタクだろう。私はフィレンツェのバルジェッロ美術館で彼の[レダと白鳥]ですざまじいエロスを感じて以来、アンマナーティのファンなのだ。

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夏の暑さを避けて食事ができる場所として作られた。

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4体のカリアッドと半分埋め込まれたピラスターのカリアッド。

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これがアンマナーティの彫刻か。小さな胸の形がレダに似ている?

この上のほうには、カフェがある。実は、10年前には何度か日曜日の午後を過ごした懐かしい場所だ。

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美術館の中でスケッチをしてからここでゆっくりと本を読んでいた。

今回は暖かかったので外のテーブルでサンドイッチの昼食。

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カフェとしては今は近代美術館のほうが流行っているというが、昔も今もここには人が来ないので流行っていない。だから静かで良いのよ。サンドイッチはおいしかったし、ヴィラ・ジュリアの入場料は4ユーロだし、美術館カフェでは一番好きなところ。

[エトルリア美術館としてのヴィラ・ジュリア]に続く。


posted by iconologist at 14:32| Comment(0) | '08 ローマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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