2008年10月30日

パンテオンも近いから見ておこうか・・

2008年10月07日 2日目ー4

建物の間から、パンテオンの後ろ側が見えた。古い煉瓦が美しい。

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正面の列柱も見えてきた。味わいがある。

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ロトンダ広場は人で埋まっている。実は目的はローマで一番おいしいカッフェが飲めるとK姉さんがいうTAZZA D'OROで、この右側の路地にあるのだけれど、ここまできてパンテオンに入らないのは古代に対する冒涜だ。カッフェは後にして正面広場に出た。

わ〜〜、パンテオンだ。

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古代建築はすてきだけれど、私がパンテオンに足を運ばないのは有名人や権力者の墓があるだけだからだ。墓場はきらい。いやいやながら中に入る。わ〜、観光客が団体で出て来る。みんな面白かったのだろうか。

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この扉は修復はされているが1900年前のブロンズ扉。そう思って鑑賞しないと感激しない。

ウンベルト一世の墓の上の壁。イタリア王ウンベルト一世、と書いてある。こういう偉い人がパンテオンに葬られるようになったのはルネッサンス以降のことで、古代ローマとは関係が無い。。

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それでも、パリのパンテオンよりは大理石の色彩が渋くてすてき。

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あ、面白いものがある。両脇の柱の上にある金の星。

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星の下には3個の俵みたいなものがあるが、俵ではなくて山。山の上に星が輝くのはキージ家の紋章だ。キージはシエナの銀行家で大金持ちで、ローマにも宮殿やヴィッラを持っていた。だからこの紋章はよく見る。

こちらの壁には聖母子像。あまり興味がないと、カメラが斜めになってしまう。しかし、壁の美しさは見事だ。

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パンテオンは古代ローマ建築の唯一の完全な遺構というが、それは屋根が完全に残っているからだ。そして、その屋根が完全に残れたのは、巾6メートルを超えるこの壁の堅固さのおかげである。

もうひとつ、破壊を免れた理由は、7世紀にカトリック教会となって聖母や殉教者を祀ったからである。絵画にも聖母が多い。

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ここは今でも教会で、結婚式も行われるらしいが、墓に囲まれてどうして幸せな門出ができるんだろう、と怪しむ。

さ、これが有名な古代ローマのドームである。どうしても河川の護岸コンクリートを思い出してしまうが、ほんとうに古代ローマのものなのだ。

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このコンクリートの成分を調べたら、現在のコンクリートの成分とほとんど変らなかったという。古代ローマ人の知識と技術はすごい。それ以来、人間は進歩していない部分が多いかも。

私がつまらなそうに見ていたら、K姉さんが、明かり窓を指差して、あそこから雨が降ると、床に落ちるときには霧になるのよ、と言った。嵐でもそうなんだろうか、と思ったが、パンテオンで一番面白かったのはこのお姉さんの説明だった。

外に出ると、ロトンダ広場に太陽が降り注いでいて、ほっとした。

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このオベリスクも皇帝がエジプトから持ち帰った11個のうちの1つだが、やはりこの広場に据えられたのはずっと後のこと。

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すてきな青空。この晴天が続いている間に早く田舎に行きたいと思ったが、その心配はなかった。晴天は帰る日まで10日間続いたのだった。東京は雨だったという。私は超晴れ女。

人がいっぱいのロトンダ広場から路地に入ると、めざすTAZZA D'OROには観光客はいなかった。

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確かに、濃いだけではなくコクもあって、忘れられないおいしさのカフェだった。

この後は再び小象のミネルヴァ広場を抜けて、昨日行ったドーリア・パンフィーリ美術館にお姉さんを連れて行った。なんと閉館直前で、私たちが入ったあとに扉が閉められた。

今日も朝から歩き回った一日だった。100%の時間を使い切った感じだ。いつまで生きるかわからないから、せいぜい一日を目一杯生きよう。夜はお姉さんの知り合いとバルベリーニ広場の魚専門店で食事をした。
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posted by iconologist at 10:30| Comment(0) | '08 ローマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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