2008年12月17日

ティヴォリ、ハドリアヌス帝の別荘G ヴィーナスの小神殿

2008年10月9日 ハドリアヌス帝の別荘は広大で、予定していた2時間ではとても回れそうにもなかった。海の劇場を大急ぎで通り抜け、北東を流れる川に面したテムペーのテラス(Terazza di Tempe)を抜け、ヴィーナスの小神殿(Tempietto di Venere)を目指した。

この北東のあたりは開けていて明るい場所だ。
2008年10月16日 216.jpg

アッパークラスの住居などもあって美しい場所だったと思うが、建物の基礎しか残っていない原っぱが多い。皇帝の宮殿も北東の広々とした平野と川が望める高台の縁にに立っていた。

ヴィーナスの小神殿は丸い建物だが、復元された柱はその6分の1くらいだろうか。 右の木の茂っているところにも列柱があったわけだ。遠くに平野の向こうの山並みが見える。

2008年10月16日 217.jpg

ヴィーナスはこの真ん中にいる。

2008年10月16日 219.jpg

2008年10月16日 218.jpg

ハドリアヌス帝が作らせた彫刻は世界各地の逸品のコピーだが、このヴィーナスもPraxiteles が紀元前350年に制作したクニドス(Knidos)のアフロディテのコピー(の復元版)である。

ハドリアヌス帝のセンスに感心するのは、これが世界で初めての女性のヌード彫刻であることだ。ギリシャには行きたいと思っているけれど、結局は行けないかもしれない。だから、その片鱗だけでも味わうことができて嬉しかった。

時間が迫ってきてギリシャ劇場は見られないと思ったら、そこは雑草の生い茂る工事現場みたいなところで、まだ整備されていなかった。

1999年に世界遺産になったハドリアヌスの別荘は今も修復工事がすすめられている。いつになっても終わらないかもしれないと思うくらい広い場所で、タイのスコータイの遺跡を思い出した。あのときはスコータイに2泊してゆっくりと回った。また来ることがあったら(来ないと思うけれど)この北東の部分をゆっくりと回りたいと思う。
.


posted by iconologist at 10:37| Comment(0) | '08 ティヴォリ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
,
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。