まずはマンテーニャ展の行われている市役所へ。

今回のマンテーニャ展はどこでも会場のデザインが素晴らしく、イタリアが総力を挙げたという感じがした。古いものに観光客を呼び込むだけでなく、こういう企画をするとはイタリアはかなり進歩している。
サン・ゼーノ教会の奥にあった祭壇画は中央にでんと置かれていた。なんと、想像した以上に近づいて見ることができた。鎖も紐もないので、触れるくらい近くに!

この下段の絵は全部フランス人によって持ち去られ、現在はルーブル美術館にあるのだが、今回、中央の絵が貸し出されていた。その絵だけが厳重にアクリルガラスで覆われていた。
やはり、その繊細さはレプリカとは格段の違いがある。こうして両方を一緒に見ることができたのは至福のできごとであった。ついでにこのままイタリアに返せば良いのにと思う。
日本だったら、すぐにへーこらへーこらと謝って、のしまで付けて友好のために返すだろうが、フランスは罪の意識なんか全く無いから駄目だ。
帰りはやはりアレーナの内部を見に行った。

そしてやはり、一番上の段まで上り、ヴェローナの街を見渡した。このアレーナはコンサートにフル活用されていて、味も素っ気もなく、この最上段に残ったわずかな塀だけが古代を感じさせる。
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ホテルに着くともう12時だった。そのまま歩けば、ピサネッロの絵が残るサンタナスターシア教会があるが、もう歩く気がしなかった。M子が地図を見て、「シニョーリ広場っていうのもあるわよ」と言ったが、「エルベ広場と同じようなものよ」と言って、早いところガルダ湖に向かおうと提案した。
日本に帰って前の旅行の写真を見ていたら、シニョーリ広場の写真があった。丁寧にメモがあって「エルベ広場とは全く違った落ち着いた美しい広場だった」と書いてある。
ああ、M子に申し訳なかったと思う。自分も、もう一度、デジカメで撮っておけたのに、と残念に思う。
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