2014年03月14日

サンタ・プラッセーデ教会、サン・ゼノ礼拝堂、側壁のモザイク画(2)

2012年3月24日、サン・ゼノ礼拝堂のこの壁面のモザイクも素晴らしい。

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美しい女性が描かれていて、下の野原に咲く花も見事だ。

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女性たちは記されているので、サンタ・プラッセーデ、サンタ・プデンツィアーナ、サンタ・アグネスである。

彼女たちは捧げものを運んでいる様子で、上のニッチはその対象を示しているのだろう。

この下の小さなニッチには興味深いモザイク画が3つある。

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一つ目のモザイク画は神の子羊と4匹の鹿の絵。

4つの川は黙示録に描かれた神の国の川で、蜜の川ピソン、乳の川ユフラテ、オリーブ油の川ギボン、ぶどう酒の川ティグリス。

鹿をはじめ、動物も地上で虐げられた人たちも神の国ではこれらを享受できるのだった。

図像で4つ描かれる場合はたいていエヴァンジェリストたちだが、解釈はいろいろだろう。

二つ目のモザイク画は下段の4人の人物。

左端がパスカリス法王の母、テオドラであることは記されているのでわかる。
なぜ四角いものをかぶっているかは2008年に初めて見たときはわからなったが、テオドラが聖女として扱われる前、つまり生きているときに作られたので聖女の光輪とは形が違うのであった。

パスカリス法王かと思ったときもあったが、確かにアプスの教会を持つパスカリスと似た顔立ちだ。親子はかなり本人に似せて描かれているのかもしれない。

右から2番目は赤い服に青いマントで、マリアである。
その両側はサンタ・プデンツィアーナとサンタ・プラッセーデだが、いつも片方が十字架をしている。
どっちがどっちなのか、そのうち解る時がくるかもしれない。

3つ目のモザイクはこの側面にある。

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キリストが地獄の門を吹き飛ばし、アダムとイヴをはじめ旧約聖書の登場人物たちを救済する。
今まで見たことがなかったのは、この題が私の嫌いな墓に描かれるものだからだろう。

ニッチの上部のモザイク画は他と違うデザインで、これも美しい。

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posted by iconologist at 13:44| '12 ローマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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