2008年02月08日

古代後期ローマン・モザイクの解読@カサーレ荘 T

Room of the Fishing Cupids 漁をするキューピッドたちの客室

キューピッドが3人づつ小船に乗って漁をしているこのモザイクはかわいいだけではなく、面白いことが解る。

まずは魚である。シチリアの田舎の別荘のモザイクだから、ポンペイから出土した芸術的なモザイクの精工さには及ばないけれど、当時、シチリアの海を泳いでいた魚たちだ。

CIMG1662sm.jpg

船の右にいるピンクの丸いものはエイだろうか。その上のイノシシのような顔の2匹はいるかで、本当にこの海にいるかがいるか(爆)、キューピッドに付物の動物だからかは解らない。

さら面白いのが、釣りのいろいろな手法が描かれていることで、この船は網で魚を捕っている。

こちらの船では釣竿で釣っている。

CIMG1665sm.jpg

背景にはポルティコのある建物が描かれていて、右の建物の屋根には十字架がある。建物の向こうの木々にも種類があるのがわかる。

その下の船では、仕掛けを使って漁をしている。右のキュービッドが仕掛けを逆さにして捕まえた魚を船に落としている。小さな仕掛けのわりに大漁である。

CIMG1667sm.jpg

いるかに乗って海を泳ぐキューピッドの足はヒレである。

左側が損なわれているが、左上の船から投げられた網が見える。写真にはないが、三叉の槍も漁に使われている。鯨でも取ったのかな?

釣りをするキューピッドは海に囲まれたシチリアならでの発想で私のお気に入りなのでまず第一にupしました。

インデックスカサーレ荘概要のページにあります。
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posted by iconologist at 11:52| Comment(0) | '06 古代ローマン・モザイクの解読 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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