2008年02月13日

古代後期ローマン・モザイクの解読@カサーレ荘 XI

Entrance of Peristyle and Portico 列柱郭の入り口とポルティコの廊下

カサーレ荘の中心には長方形の広い空間があり、ポルティコが並んでいる。この廊下のモザイクはきれいに残っている所が多い。

 CIMG1648.jpg

月桂樹の輪の中に動物の顔などが描かれている。四隅には2つの小鳥と2つのアイビーの葉がある。そういえば、アイビーの葉は大狩猟の間に描かれた荘園主と思われる人の家来の肩にもついていた。ここの館のエンブレムかもしれない。

ポルティコから部屋や浴室に入っていくのだが、こんなお部屋もあった。

 CIMG1649.jpg

何に使われたのかなあ、と想像するのは楽しい。

外部からこのポルティコ部分に入るところには2つの玄関がある。モザイクが残っているのは客用と思われる玄関。ジオメトリックなモザイクの中央にここの領主らしき人が迎える図がある。

CIMG1647.jpg

ほとんどが消失しているのだが、運よく、主人らしき人が見える。

CIMG1647bis.jpg

左から2番目の人物。髭を生やしていて、月桂樹の冠が他の人より豪華だ。彼はたいまつを持っている。

後ろの人たちは月桂樹の葉を持っている。歓迎の印である。

たかが、モザイクだが、部屋によって創り分けられていて、当時の風習、動植物、生活がしのばれて面白い。

インデックスカサーレ荘概要のページにあります。
.
.
.




posted by iconologist at 14:37| Comment(0) | '06 古代ローマン・モザイクの解読 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
,
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。