2008年02月13日

古代後期ローマン・モザイクの解読@カサーレ荘 XIII

Cubicle of Children Hunting 狩をする子供たちの部屋

この部屋は全体がとても良く保存されている。モチーフは特に可愛いので幸運です。

CIMG1731.jpg

細長い部屋は奥の小さな部分と手前の広い部分に分かれている。男の子がちが狩をするのは手前の広い部分で3段に分かれている。

上はたくましい子達。右の子が鳥の首に縄をかけ、真ん中の子がウサギを追い、左の子が槍か棒のようなもので仕留めている。

CIMG1732.jpg

下はなさけない子達。右の子は雄鶏に追いかけられて転び、目は上にいる毛虫を見ておびえている。真ん中の子は驚いて両手を上げ、顔は泣き顔だ。もしかしたらこの子が上の毛虫に驚いているのかもしれない。左の子はウサギのような動物にかまれて転んでいる。滴り落ちる2筋の血が見える。

一番下はまた勇敢な子達。大きな動物が相手だ。

CIMG1730.jpg

右の子は山羊を槍で仕留めたところ。真ん中は良く見えないが、尻尾が孔雀なので、孔雀に立ち向かっているところだろうか。左側は見えない。

上の小さな部分には花を摘み、花輪を作る女の子達が描かれている。

CIMG1731bis.jpg

中央の木から下がる2本の赤い帯が花輪だろう。一番下の段は男の子で、女の子たちに新しい花を持ってきている。このシーンが上下をつないでいる。

この部屋は子供がテーマなので一見子供部屋のようだが、場所的に、女主人の部屋だと思われる。昔は金持は寝室を別に持っていた。

インデックスカサーレ荘概要のページにあります。
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posted by iconologist at 19:11| Comment(0) | '06 古代ローマン・モザイクの解読 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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