2008年02月25日

古代後期ローマン・モザイクの解読@カサーレ荘 XVII

Small room with erotic mosaic

この部屋は手の込んだ幾何学模様の美しい部屋で寝室として使われていたと思われる。ほぼ完全に残っている。

この幾何学模様の中にあるのが、カサーレ荘で最も有名なエロチックなモザイク。

 CIMG1739smsm.jpg

男は左手にジャーのようなものを持っている。これから何かを行うにあたって必要な道具なのだろうか? 香油が入っているとか?

波型のモチーフに囲まれて女性の肖像がある。これはこのカサーレ荘の持ち主ではなく、四季のアレゴリーである。

こちらの女性は若く頭に花飾りをつけている。春か夏だろう。

CIMG1741.jpg

こちらの女性は顔が大きく、髪は半分白髪のようにみえる。手に持つ花も枯れているように見える。光の反射や欠損したモザイクのせいかもしれないけれど。たぶん秋か冬だろう。

CIMG1740.jpg

服装も広いボートネックで首元が開いている。前の女性は胸元がハイネックで詰まっている。そしてアクセサリーは楚々とした真珠のネックレスだ。

こちらはアクセサリーも大きい。年を取ると、女は大きなアクセサリーをつけて失われた華やかさを挽回しようとする。だからますます年を取って見える。

インデックスカサーレ荘概要のページにあります。
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posted by iconologist at 17:03| Comment(0) | '06 古代ローマン・モザイクの解読 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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