2010年03月17日

中世の村落、ボルゴ・ディ・オスティア・アンティーカ

2008年10月13日 ボルゴ・ディ・オスティア・アンティーカは城塞の塀に囲まれた集落で、立派な教会やビショップの館もあり、中世からルネッサンス期にかけて繁栄した。

しかし、1557年の秋、大洪水がオスティアを襲い、ティベレ川が1,5キロも彼方に移動してしまうと、城塞はその役目を失った。

それと同時に土砂で埋まったボルゴは人が住む場所ではなくなり、家畜小屋として使われていた。

再び人が住むようになったのは19世紀末に本格的な復興が行われてからだ。だから、中世の村落といわれても、ぱっと目には家畜小屋の集まりのように見える。

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こぎれいな家だが、実は、ロドリーゴ・デ・ヴィヴァールというホテルの一室。この広場に面して何室かある。

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一番左は洗濯物干しが出ているので個人のお宅。

このホテルは一泊が私たちのB&Bの4倍くらいする。それでも中世の村に住めるんなら価値があるかなあ、とは思った。

でも、こうやって誰でも歩きまわれる場所なら、わざわざ泊まる必要はないわね。愚かな選択をしなくて良かった。

この右奥の小さな建物がルネッサンス建築のビショップの館。

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中のフレスコ画がよいらしいが、普通の家々の植栽のほうに惹かれてしまって・・

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ここは普通のお宅。前に見た写真ではなかった植木鉢が増えている。

裏の路地に入ると、これまたすてき、ブルンバーゴの青い花が溢れていた。

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レストランはこちら、

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出窓のクマちゃんのクッション。欲しい!

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そうそう、窓といえば、教会(写真撮り忘れ)の窓のカーテン。

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ロゴと精霊の鳩と光が織られた、うっとりするような布だった。

もう1時半、急いで古代遺跡に向かった。
(続く)



2010年03月16日

オスティア・アンティーカの城塞

2008年10月13日 城塞の横のBorgo di Ostia Anticaという古い町並みの残っているところにレストランがあるというのでやってきた。

この古い絵では城塞の右がわにあるのがヴィレッジ、Borgo di Ostia Antica。

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城塞の際を流れていたティベレ川は、とっくの昔に蛇行が変わって、土砂が堆積されて道路や街になっている。

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城塞建築の礎となった、いかにも中世らしい立派な城塞だ。

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門は閉まっていたので、レストランを探そうとしたら、集まっていた人たちがぞろぞろと門の中に入って行った。

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ちょうどガイド付きツアーが始まるところで、幸運なことだった。

弓矢や熱油を落とした穴。

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中には隊列が通っていたと想像される広く緩やかな階段があった。その高い天井にフレスコ画がよく残っていた。壁の絵はほとんどはがれ落ちている。

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壁の一番上にあった城塞の紋章がかろうじて残っている。

良く見るとどれも繊細なフレスコ画だ。

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ここから屋上テラスに出る。

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枯れたぺんぺん草も風情があって、

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新しい住人の羽色は高貴な紫。

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鍵穴のような穴から外が見える。タンポポはどこでもたくましい。

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かなり急がされたツアーだったが、ここでゆっくりしていては古代遺跡を見る時間が無くなってしまう。

この向こうに広がるのが古代遺跡。オスティア・アンティーカは昔は港として栄えたが、ティベレ川の蛇行が変わって、港はフィミチーノ(空港のあるところ)へ移ってしまった。

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人々は次第にオスティア・アンティーカの街を捨てて出て行き、荒廃したところに土砂が積もり、街は埋もれてしまった。

そして樹が茂ってこのように青々となったのだ。まずはこうやって上から見ることができたのも良かった。

オスティア・アンティーカのB&B

10月14日 オスティア・アンティーカの遺跡では門のすぐ近くのB&Bに泊まった。ロケーション的にどのホテルより近かったし、写真に庭が載っていたので。

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ざくろの木に赤い実がなっている。

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猫がお出迎え。

塀の向こうには隣の果樹園が広がり、むこうに城砦が見える。

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城砦の右がわが中世の町並みが残るボルゴ・ディ・オスティアで、紀元前の古いオスティアは左側だ。

塔の周りを蛇行していた河は後退していて道路などになっているから、このB&Bの敷地も川による堆積地なんだろう。オーナーはシチリアの人で15年前にこの土地を買ったという。

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B&Bというけれど、朝食は無い。翌日は最後の朝食なので、溜めてきた食料を庭のテーブルに広げた。

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お姉さんの湯沸かし器が大活躍。

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小さな部屋で、ほんとうに簡素だったけれど、専用の庭で朝食を楽しめて、ここでも幸せだった。


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